米コシヒカリ・つや姫・はえぬき — 吉田農園

米コシヒカリ・つや姫・はえぬき

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米コシヒカリ・つや姫・はえぬき  (syo4)

定価(税込)
¥5,000
販売価格(税込)
¥4,200
在庫状態 : 在庫有り

商品説明

米:山形「はえぬき」が、全国区で飛翔。14年連続“特A”の底力。

 

肥沃な土壌と気象条件を備えた米どころ山形|山形県産米「はえぬき」ポスター

肥沃な土壌と気象条件を備えた米どころ山形

山形県は四季の変化が鮮やかで、山間部の冬の豪雪はそのまま山に貯えられ、やがて豊かな湧き水となって水田を潤す。肥沃な土壌に加え、年間・昼夜の温度差が大きく、米づくりに最適な条件を備えた産地として、広く知られている。
現在県内では、山形県のオリジナル水稲奨励品種「はえぬき」を主体に、ひとめぼれ、コシヒカリ、あきたこまちなどを生産。特に「はえぬき」は、日本穀物検定協会の食味ランキングで、最高の特A評価を連続15年間獲得する実績を持つ米だ。
平成20年産には全国から127の産地品種が出品されたが「特A」に選ばれたのは23産地品種。その中でも、15年連続以上「特A」を達成しているのは「はえぬき」ほか新潟魚沼産「コシヒカリ」だけ。その品質と食味の安定性には特筆すべきものがある。
この食味ランキングは、専門パネラーが、対象となる白飯の外観・香り・味・粘り・硬さなどを、基準米(複数産地のコシヒカリのブレンド米)と比較する相 対法で食味官能試験する。その評価は5段階で、(1)特A/特に良好 (2)A/良好 (3)′A/おおむね同等 (4)B/やや劣る (5)′B/劣 る…で表わされる。

明治から米づくりに夢をかけてきた山形人気質

「はえぬき」は、当時の山形県立農業試験場庄内支場(現山形県農業総合研究センター農業生産技術試験場庄内支場)が「庄内29号」と「あき たこまち」を交配。最高の食味、倒伏や病気に負けない安定収量と、絶対的な品質の高さを狙った『ユメのコメ』として、10年の歳月をかけて研究・育成。平 成4年秋にデ ビューした。
山形県の稲作は明治10年代から近代化が始まり、昭和初期には反当たり収量が全国平均を大きく上回るようになった。篤農家が多く、県立農業試験場の設立 もあって、官民一体の取り組みが早くから機能したのがその一因だ。明治26年(1893)、庄内町(旧余目町)の阿部亀治氏が育成した米の新品種「亀の 尾」が発表され、安定多収・良質良食味とあって全国に普及する。大正時代には「神力」「愛国」とともに日本三代品種に数えられた。特にうまい米としての評 価が高く、その後多くの品種改良の交配母本とされ、今日のうまい米のルーツとなった。「はえぬき」も「コシヒカリ」も、現在のうまい米といわれる品種のほ とんどが「亀の尾」をルーツとしている。
昭和になってからは、山形県の米作地が複雑な土壌を持つことから、地力依存性の高い稲に対し、土壌肥料管理と水管理を特に重要視するようになる。このことが結果として栽培技術の向上につながったのである。


昔ながらの情緒が残る田んぼの風景。一本一本の苗に豊作の願いを込めて。夕暮れにもなると、あたり一面カエルの大合唱に包まれる。
昔ながらの情緒が残る田んぼの風景。一本一本の苗に豊作の願いを込めて。夕暮れにもなると、あたり一面カエルの大合唱に包まれる。

8月、穂を出して5~7日ほどで稲の花が咲く。白く見えるのは顔を出したおしべ。
8月、穂を出して5~7日ほどで稲の花が咲く。白く見えるのは顔を出したおしべ。

「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな…」。秋空に、美しく輝く稲穂のすがた。今年もおいしいお米が誕生する。
「実るほど、こうべを垂れる稲穂かな…」。秋空に、美しく輝く稲穂のすがた。今年もおいしいお米が誕生する。


穂が出揃ってからおよそ40~45日後ぐらいに、いわゆる「黄金の実り」といわれる成熟期を迎える。あとは様子を見ながら稲刈りを行う。
穂が出揃ってからおよそ40~45日後ぐらいに、いわゆる「黄金の実り」といわれる成熟期を迎える。あとは様子を見ながら稲刈りを行う。

はえぬきは安定したおいしさ

ところで「はえぬき」の栽培特性は、低温にも高温にも強く、倒伏しにくく、病気にも強いことだ。特に登熟歩合(米一粒への実の入り方)は安 定して高いことが一番の特長といえ、種籾を適正な分だけ播き、適正な管理を行えば収量を安定して確保できる。籾数や茎数を抑えると根が深く広く張り、一穂 への栄養が充実し、肥料に頼る比重が少なくなる。こうして無理なく、良食味性と安定性を併せ持つコメが収穫できる。
ただし、適地内作付けを守るなど、大きな努力を払っていることも見逃せない。種籾も優良なものを厳選。栽培マニュアルを配布して徹底的な技術力の向上にも努める。歴史と風土と、多分に実直な山形県人の真心が作り上げた米がこの「はえぬき」である。
「はえぬき」は粘りが強くしっかりした歯ごたえのある米だ。口の中でその旨みがどっしりと感じられ、その後さらりと風味が広がってくる。香りもよく、米が持つ独特の甘みが味覚を刺激する。

はえぬきに続く新しい品種
「つや姫」平成22年デビュー

また『既存の品種とは収穫期が異なり、倒伏に強く、品質も味もコシヒカリを超える米』を──。こうしたテーマのもと、鶴岡市の山形県農業総 合研究センター農業生産技術試験場庄内支場で開発された、新品種「つや姫」にも注目したい。この品種は1998年、ともにコシヒカリ系の父「東北164 号」と母「山形70号」を交配して育成したもの。草丈が短いため耐倒伏性が強く、登熟も良い多収の晩生種となったが、とりわけ特徴的なのが、食味の良さ だ。同試験場で行われた炊飯米の食味試験では、外観や味、粘りなど多項目に渡り、同じ条件下で生育させたコシヒカリに比べて勝っていたという。さらに一般 の方々による食味試験でも、濃厚で高級感のある味と、評判は上々だ。
「つや姫」のデビュー予定は平成22年10月。コシヒカリに勝負をかける、山形の新しい米に期待したい。


はえぬきに続く新しい品種、「つや姫」平成22年デビュー

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